ブログ更新しました ヤマハ DGP-5 メンテナンスの舞台裏:ハイブリッドピアノの鍵盤を守る

ヤマハ DGP-5 メンテナンスの舞台裏:ハイブリッドピアノの鍵盤を守る

こんにちは!今回は、私たちが日々行っている電子ピアノのメンテナンスの中から、特にユニークな一台、ヤマハ DGP-5のメンテナンスの様子をご紹介します。このモデルは、グランドピアノと同じアクションを搭載した最もコンパクトなハイブリッドピアノとして知られていますが、その構造ゆえに特別な注意が必要なんです。

目次

ヤマハ DGP-5 とは?

ヤマハ DGP-5は、アコースティックピアノのようなリアルな鍵盤のタッチを追求しながら、電子ピアノの利便性を兼ね備えた画期的なモデルです。特に注目すべきは、そのコンパクトなボディにグランドピアノと同型のアクションが搭載されている点。これにより、限られたスペースでも本格的な演奏感を味わうことができます。

鍵盤下の「見えない敵」:ホコリとの戦い

DGP-5には、通常のピアノにあるような鍵盤蓋がありません。そのため、日常的に使用していると、どうしても鍵盤の下にホコリが入り込みやすくなります。このホコリが厄介なのは、鍵盤の動きを感知する「オプティカルセンサー」に入り込んでしまうこと。センサーにホコリが溜まると、鍵盤の反応が悪くなったり、音が出なくなったりといった誤作動の原因となってしまいます。

必須のメンテナンス:オプティカルセンサーの清掃

私たちは、DGP-5をお客様にお届けする前に、必ずこのオプティカルセンサーの清掃を含む徹底的なメンテナンスを行っています。具体的には、以下の手順で作業を進めます。

  1. 鍵盤の取り外し: まず、すべての鍵盤を慎重に取り外します。これは非常にデリケートな作業で、鍵盤やセンサーを傷つけないよう細心の注意が必要です。
  2. ホコリの除去: 鍵盤の下に溜まったホコリを、専用のブラシやエアダスターを使って丁寧に除去します。特にオプティカルセンサー周辺は、小さなホコリも見逃さないように徹底します。
  3. センサーの確認と清掃: オプティカルセンサー自体も、綿棒や専用のクリーナーで優しく清掃し、正常に機能するかを確認します。
  4. 再組み立て: 清掃が完了したら、鍵盤を元の位置に正確に戻し、すべての鍵盤がスムーズに動作するか、音が出るかを確認して作業完了です。

この作業を行うことで、DGP-5本来の素晴らしいタッチと音を長くお楽しみいただけます。

まとめ

ヤマハ DGP-5メンテナンスは、そのユニークな構造ゆえに手間がかかる部分もありますが、ホコリ対策をしっかりと行うことで、ハイブリッドピアノとしての性能を最大限に引き出し、長く快適にご使用いただけます。

このように、私たちは一台一台の電子ピアノの特性を理解し、最適なメンテナンスを提供することで、お客様に安心して中古電子ピアノをお使いいただけるよう努めています。

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